超回転寿司ストライカーが思いのほか面白い、が、しかし・・・
-
Nintendo Switchで発売される「超回転寿司ストライカー」についてちょっと取り上げてみようかと思う。
-
オリジナルタイトルですので、ご存知の無い方も多いと思いますが、Nintendo Switchで6月8日に発売されるタイトルですね。
直近に体験版も公開されていますので、Nintendo Switchをお持ちの方は体験も可能です。
ニンテンドー3DS版も発売されます。
-
そのタイトルがどうしたのですか?
-
前々からちょっと面白そうかも、と思っていたのだが、体験版も出たということで試しにやってみたんだよ。
そうしたら・・・。
-
そうしたら?
-
面白かった。
-
そんな単純な感想を聞きたいわけじゃないんですが・・・。
-
単純に面白かった。
-
・・・・・・。
-
大きく分けてパズルゲームとしてのゲーム性の部分と、キャラクターやストーリーを描いている部分の2つに分けられる。
先にキャラクター等に関していえば、オリジナルタイトルでよくここまで印象に残るものを作ったな、というのが率直な感想。
キャラクター自体は子供向けなので、大人がプレイしても反応は鈍いかもしれないが、子供が何の気なしに見たのであれば、十分受け入れられるのではないかと思う。
コロコロコミックスとコラボできたらよかったのに、と思ったくらい。
キャラクターや世界観を描くために、アニメによる話の展開もあり、そのアニメのシーンは普通にアニメを見ているかのような、それくらいクオリティは高いと思った。
会話等のテンポも良く、展開が早いので、アニメのだらだらした感じも少ない。
この辺りはゲーム内のアニメというものを意識したように感じられる。
アニメシーン以外は会話シーンによるストーリー展開となるが、よくある声優の文章全部読み上げ方式ではないため、こちらもテンポが良い。
とはいえ、ちょっと長い文章を読むこともあるけどね。
昔、この声優による文章の読み上げの問題点について話をしたことがあるのだが、どこでしたか忘れた・・・。
-
ボケ老人ですか・・・。
-
今回、2行分の文章があった場合、1行分のみ読む、という方法を取っていて、それによって無駄に声優が長々読み上げることが無いというところがある。
1行が長いと、テンポが悪くなるという問題はあるけどね。
余談だが、「戦場のヴァルキュリア4」のゲーム実況をやっていた時に、声優が文章を読んでいた際に、まったく同じことを自分でもやっていたりした。
具体的には最初の文章のみ読み終わったらボタンを押して先に進める、ということを。
でも、これでも意味は十分通じたりするので、無駄に全部読ませてテンポ悪くする必要はないと思った。
そうしたことを最初からゲームに導入しているというわけだ。
-
いずれにしろ、テンポがいいわけですね。
-
ゲームはやっぱりパズル部分が主となると思うので、そこに行くまでが長いとやはり途中で飽きてしまうからね。
この辺りも重要と考えている。
で、肝心のパズルなのだが・・・。
-
だが?
-
面白いのだが、プレイする状況によって、大きな差が出てしまうので、この辺りは多少問題と思っている。
-
プレイする状況とは何でしょうか?
-
このゲーム、Nintendo Switchのモニター画面を持ってタッチ操作をすること前提にゲームが作られているようなんだよね。
なので、コントローラーで、またテレビなどのモニターに表示させてプレイすると、ゲームプレイの面でマイナスの影響を及ぼす。
-
そんなことがあるのでしょうか?
-
まず、画面のサイズなのだが、Nintendo Switchの画面サイズで見るからちょうどよい、という部分がある。
テレビなどの大きな画面で見ると、目線を移す場所が広くなりすぎて、パズルゲームとして重要な状況把握が困難になる。
Nintendo Switchのモニターで見れば、敵の状況も目の中に入るけど、テレビなどで見ると、自分のところを見るだけで精一杯とかね。
いろいろな要素があるのだが、その確認すら厳しくなる。
ゲームの流れが全体的にゆっくりならば、それでも問題ないのだが、パズルゲームとして結構テンポの速いゲーム展開となっているため、特に状況確認のしにくさがゲームプレイに大きな影響を与えているように感じる。
もっとも、そこまで細かく確認等を出来なくても、それなりに遊べるけど。
あと、コントローラー操作だと、一部の行動に対応できていないようにも思う。
たぶん、手持ちの皿を敵に意図して投げる、ということが出来ないと思う。
皿を投げるときに同じ色の皿を投げると敵に与えるダメージが大きくなるのだが、その投げる皿を選択できない。
タッチ操作だと、投げる皿を選ぶことができる。
こうした影響もゲーム性に影響を及ぼすだろう。
とはいえ、どこまでガッツリプレイするのか、という問題などとの絡みもあって、それこそクリアするためだけにプレイするのであれば、負けてもレベル上げなどをして再挑戦をすれば、こうしたデメリットをカバーできるだろうから、どのプレイ方法でも問題はなくなるけどね。
でも、よりこのゲームを堪能したいのであれば、Nintendo Switchに関してはタッチパッドでもプレイをお薦めしたい。
-
プレイ方法による違いは判りましたが、肝心のゲーム部分はどうですか?
-
パズル部分に関しては、結構テンポが速く、アップアップしてしまうことが多い。
なので、ゆっくり物事を考えたい人には向かないかも。
パッと画面を見て、どの種類の皿が多く画面に存在するかを確認して、同じ形の皿をうまくなぞっていくことになるのだが、この皿をじっくり見てより多くの同じ皿を選んでいく必要があるが、なかなか難しいものがあった。
あたふたする場面も多くあったので、パズルとして考える能力だけでなく、素早く判断し、操作する能力も必要とされる。
難しく考える必要はないのだが、第一印象としては速いな、という感想を抱いた。
でも、まだ体験版では得られていないアイテム等によって、スピードを遅くすることが出来るかもしれないので、まだ一概に体験版部分だけを見て判断はできないけどね。
適当にやっていても勝てることもあるし、負けてもレベルを上げていくことで勝てるという育成要素もあるので、気楽にプレイもできるのではなかろうか。
いずれにしろ、オリジナルタイトルにしてはゲーム性もキャラクター性もストーリー性も面白そうなので、一度体験版で体験してみるといいだろう。
-
買いますか?
-
迷っているけど、6月は暇だし、買うかもしれない。
先に上げたモニターで、コントローラーでプレイするデメリットがあるので、迷うところだけどね。
体験版をプレイした段階では楽しかったし。