新NISA勢が語る暴落相場について バブル、円安、日銀の金利引き上げ、陰謀論、新NISA勢への教訓など

新NISAをきっかけに投資信託を買い始めた新NISA勢です。2024年2月下旬スタートです。

当分音沙汰がありませんでしたが、さらに何も更新しないと2024年8月上旬の株式市場の暴落局面で消えたのかと思われてもなんなので、少しだけ雑感を語っていけたらと思います。

もともとバブルだった

直近の日経平均4万円をどう考えるかは人それぞれですが、基本的にバブル状態だったと思っています。

コロナ以降の各国でじゃぶじゃぶ投入された資金によって、どの国も数字の上では景気の良い状態でした。

そして、円安も加わって、各国で余っていた資金の投資先に日本が選ばれ、結果として日経平均が4万円を超えるまでにいたり。

ただそれだけですので、日本そのものが本当に景気がいいのかどうかは別問題で、数字だけが増えていくという状況が特にコロナ以降に続いたといえるでしょう。

円安は新NISAの影響も大きい

円安の要因として主に上げられるのが特に米ドルとの金利差があります。

しかし、今年に入って以降は、新NISAの影響が大きいでしょう。

多くのところで海外市場の投資信託が薦められ、そして定期的に買っていく。

日本人自らが円安に邁進していたのが今年前半です。

その帳尻を合わせるために為替介入などをするものの、毎月定期的に新NISAで積み立て投資している人がいる以上、常に円安にぶれていくことに。

いつまでも為替介入し続けるわけにもいかずというのが今の状況なのでしょう。

日銀の金利引き上げのタイミング

円安が続き、方々から金利引き上げしてアメリカとの金利差を縮め、円高方向に行くようにしろ、と言われていたので、金利引き上げをしたわけですが・・・。

結果はご覧の通りの大暴落。

ただ、タイミング的に金利引き上げが最大の影響のように感じるかもしれませんが、ほかにも景気悪化要因が特にアメリカで見え始めており。

そのいくつかは直近ニュースなどになっている通りですが、それらをどこまで察して日銀が金利引き上げをするかどうかを判断すべきなのかは悩ましいところ。

intelの不具合のことはわかりようがないし、アメリカの景気悪化懸念があったからといって、日本の金融市場でどこまで配慮すべきなのか、という問題もあり。

ただでさえ、円安は大きな問題の一つでもあったため、どこかのタイミングで金利引き上げはすべきことでしょう。

円高になることで海外の投資家が日本から離れるのはある程度把握はできたでしょうが、AIバブルもそうですが、ほかの要因まですべて判断は容易ではなく。

すべてがこの8月に振ってかかってきたのは、日銀のせいでもないので、あまり攻めるのもどうかと思う次第。

新NISAを狙ってうんぬんかんぬん

今回の暴落は仕組まれたもので、新NISAで投資を始めた人の資金を狙って引き起こされた、とかよくわからない人がいるようです。

続に言う陰謀論。

旧NISAがあり、それから長い検討の末に新NISAが生まれ、そしてそのタイミングを見計らって円安に誘導して海外の投資家の資金を日本市場に集め、日経平均を4万円以上に上げ・・・。

そして、金利引き上げをし、円高になり、海外投資家が逃げ、intelも不具合を起こし、アメリカも景気悪化懸念が出て、AIバブルも怪しく、日経平均も連日大幅な下落に・・・。

ここまで計算して行動を起こすことができる人がいるのであれば、ここまで回りくどいことしなくても別の形で目的を達成することは容易でしょうに・・・。

新NISA勢からすればよい勉強

新NISAから株式投資なり投資信託を買い始めた人にとっては、良い勉強の機会を得られたのではないでしょうか。

さすがに初手から信用取引をして全ツッパ、ということはしないでしょうし、そもそも信用取引は新NISA関係ないですし。

毎月積み立てていくのであれば、世界経済がプラスに向かうのであれば生きている間には十分な利益が得られる可能性もありますので、狼狽売りなどせずに今後も定期的に買い続けてもよいのではないでしょうか。

機動的に動こうとして失敗することの方が余計辛いでしょうし。

おわりに

現時点で10%近いマイナスを食らっているNISA口座を眺めつつ、終えたいと思います。

バブルだとはわかっていたものの、先にも述べた金余り状態は今後も続くと考え、インフレの方が怖いと考え、新NISAで投資信託を買うことに。

最終的に良かったのか悪かったのかは、10年後くらいにわかればいいのだが。

生きているかどうかはわかりませんが。

と、いうわけで生存報告でした。

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