地球防衛軍6 評価レビュー EDF6

PS5、PS4で発売された「地球防衛軍6」の評価レビューです。

過去の「地球防衛軍」シリーズは外伝的作品を除き軒並みプレイ済みです。

4作目、5作目は最上位難易度のインフェルノでもクリア済み。

今作はPS5版を初見で難易度ハード、レンジャーでオフラインモードのみでプレイしての評価レビューです。プレイ時間は約50時間。アイテム稼ぎなどはせずにクリアを目指すプレイをしています。

YouTubeで映像付きで評価レビューを述べていますので、興味があればそちらも併せてご覧ください。

全体的な評価

過去のシリーズ同様、多くの敵を倒しながら戦う爽快感があり、その部分に興味があるのであれば、同じような感覚で楽しむことができます。

今作から登場する敵の中には特殊な対応が必要な敵もいるため、単なる爽快感のみの遊びでなくなっているのは賛否が分かれるところ。

それでも武器集めやアーマー稼ぎなどを行えば、少なくとも難易度が低いのであれば十分な爽快感を得ることができます。

敵は今までのシリーズに出てきた敵以外にも今作では大量に追加されているため、新鮮さが増しています。

その反面、過去作を踏襲している要素も多数あり、シリーズファンも懐かしく遊ぶことができるでしょう。

良くも悪くも変わらないゲームのため、過去作が好きであれば楽しむことができます。

新規にシリーズに触れようとする場合は、可能であれば「地球防衛軍5」から遊ぶことをお薦めします。

PS5ではどうなのか

PS5とPS4で発売されていますが、今回の評価レビューはPS5でのプレイ前提となっています。

PS5で遊んだところ、動作が重くなって画面がカクツクなどの状況はほとんどなく、快適に遊べていました。明確に重くなったと感じたのはクリアまでを通して1回のみです。

これがPS4ではどうなのかはわかりませんので、PS4版を遊ぶ際にはPS4でプレイしている人の動画なり評価なりを確認することをお薦めします。

ストーリーは地球防衛軍5を遊んでいること前提

ストーリー展開は「地球防衛軍5」を遊んでいないとさっぱりわからないかもしれません。

特に序盤から中盤までは、知っているかいないかで、楽しめる度合いが大きく変わります。

過去作でも3作目と4作目は続き物、と言われていましたが、4作目だけ遊んでもストーリー面で理解しにくい部分は限定的でした。

今作はがっつりとストーリーが絡み合うため、6作目から新規に遊ぶ、という人には理解がしにくいと思われます。

ストーリーに関しては、プレイ前に「地球防衛軍5」を遊ぶことをお薦めします。

「地球防衛軍5」のストーリーを堪能し、覚えているのであれば、今作はより魅力的なストーリーに感じるでしょう。

字幕のありがたみ

ストーリー上の重要なセリフに関しては、字幕を表示させることができます。

これにより、テキストで内容を理解できるようになったため、専門用語等の意味を理解しやすくなっています。

字幕の位置が中央付近のため、もうちょっと下にならなかったのか、とか思いますが、あるだけでもありがたいと思います。

字幕は設定で消すこともできるため、2回目以降は字幕を消す、という設定で遊ぶのも良いでしょう。

武器の育成や収集要素

5作目と同じく、武器の収集は単に武器を手に入れるだけでなく、武器の性能を向上させるための武器収集も必要になります。

同じ武器でより性能の高い武器を得ることで、より使い勝手のよい武器になります。

収集や育成要素として楽しめる反面、強い武器にならなければいつまでたっても有効に戦えない、ということもあり、評価が分かれるところです。

せっかく手に入れた新しい武器を使えない、ということにもなるため、新規に武器を得る楽しみが半減しています。

育成し終わった武器でないと性能を発揮できないため、それまで旧武器で戦わねばならず、先のシナリオで苦労します。

ストーリーを先に進めることを望む人からすると、使い勝手の悪い武器によって攻略が止まることに対しての不満要素となるでしょう。

視線の向け方がより複雑に

過去作では地面を走ってくる敵が多く、空中に飛んでいる敵は限定的でした。それにより、照準を地面に平行に合わせているだけで多くの敵を倒すことが簡単でした。

今作では空中に飛んでいる敵が多く登場し、また、高速で空中を移動する敵なども新規に登場したこともあり、よりゲーム中の視線の向け方が複雑になっています。

これにより、敵に狙いを定める武器を使う際には操作が煩雑になっています。

照準を合わせるのが苦手な人からすると、一気に難しくなったと感じるかもしれません。

地形や敵の動きがレンジャーなどに圧倒的不利に

空中の敵が多くなったことにより、視線を上に移すことが多くなっています。

これにより、地面を見て移動することができず、結果として地面を歩いて移動しているユニットにとっては建物や障害物等に引っかかりやすくなってしまっています。

ウイングダイバーであれば空中を飛びながら進むことも多いため、さほど問題になりませんが、レンジャーなどの兵科はより不利な状況に陥っています。

このあたりも前作までと比べて複雑化して難易度が高く感じられる要因になっているように思います。

霧状の攻撃

霧状の攻撃をしてくる敵が多く出現します。

当たり判定が良くわからず、理不尽に攻撃を食らっているように感じられ、ストレスが溜まります。

今作で追加された敵に多く存在するため、この点も過去作と比べて辛く感じる要素です。

洞窟の数や壁すり抜けなどの問題

過去作の洞窟のマップでは、敵の攻撃がすり抜けてくるなど理不尽な倒され方として問題がありました。

今作は、現時点ではそのような状況に陥ってはおらず、対策がされているのではと思われます。

もっとも、巨大な敵の一部が壁を抜けて見えて、なおかつそこに攻撃を当ててダメージを与えることができる、ということはありましたが。

洞窟エリア自体も数が限定されているのか、また、そこまで狭いエリアでもなく、苦労の度合いは過去作と比べて軽減されていると感じました。

洞窟エリアが苦手な人でも、今作は攻略がしやすいでしょう。

おわりに

いろいろと述べてきましたが、今回の評価レビューは、あくまでも武器稼ぎ、アーマー稼ぎなどをせずでプレイした際に気になった点です。

このゲームの特徴の一つに、武器やアーマー稼ぎをして強い状態で敵を倒して爽快感を味わう、ということもあるため、そちら重視で遊ぶのであれば、今回取り上げた内容のいくつかは無視できることでしょう。

シリーズを通して遊んでいれば楽しめる要素も多かったものの、新規の人にお薦めできるかどうかは微妙なところ。特にストーリーは5作目を遊んでいること前提のため、よりお薦めしにくくなっています。

難易度も含めマニア寄りになりすぎているのは気になりますが、シリーズファンであれば楽しめます。

できればPS5で遊んでもらいたいところです。

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