キングダムラッシュ フロンティアーズ (Kingdom Rush Frontiers) 評価レビュー ゲーム内容紹介 タワーディフェンス

今回は「キングダムラッシュ フロンティアーズ (Kingdom Rush Frontiers)」の評価レビューをしていきます。

2020年2月27日にNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)でも発売されることから、PC版(steam)でプレイした際の評価レビューと、ゲーム概要の紹介をします。

PCだけでなく、スマホなどでもこのシリーズは展開されています。

「キングダムラッシュ」シリーズの2作目になっており、スマホでは最新作4作目「キングダムラッシュの復讐 (Kingdom Rush Vengeance)」も発売されています。

プレイ時間:28時間
一通りメインストーリーをクリアし、すべてのマップで星3まで上げているほか、ヒーローユニットのレベル上げなども実施。

ゲーム内容の紹介

ゲーム内容は、ゲームジャンルとしてはタワーディフェンスと呼ばれるジャンルです。

タワーディフェンスとは、建物(タワー)を建てて、最終的に守るべき拠点を守る、というようなものとなります。

限りあるポイントを用いて、どこに何を建てて拠点を守るかを考えることが重要となります。

建物は大きく分けて4つに分類され、それぞれさらのポイントを用いてレベルを上昇させて強化することができます。

また、ヒーローユニットとして、自らで移動させることができるキャラクターもあります。

ヒーローユニットは多くのキャラクターが用意されており、戦い方もそれぞれですので、どのキャラクターを用いるかの選択も楽しみの一つです。

建物、およびヒーローユニットは、戦う前に、それぞれ別のポイントを用いて能力強化が可能です。

戦っている最中のレベル上げとはまた別のポイントをそれぞれ用いますので、どのように強化するかが、また戦いに幅を広げます。

能力強化は、いつでもポイントを引き継いだ状態でやり直しが可能ですので、その戦場に特化した構成にするなどでも攻略することができます。

最終的にすべての戦場をクリアしていくことでゲームが一服となりますが、同じ戦場でも敵の出現や戦いの条件に変化をつけた追加の2つのモードもあるため、それらを攻略したり、難易度を上げてさらに楽しむなどもできます。

ざっくりしたゲーム内容の紹介は以上になります。

評価レビュー

ここからが評価レビューです。

PC版でのプレイの内容になりますが、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)に関しての話も少し織り交ぜています。

常に状況を考える楽しみが得られる

タワーディフェンス系のゲームは、考えることへの楽しみが中心となります。

どこに何を建てて、どうやって敵の侵攻を食い止めるか。

楽しみの多くはこの1点に集約されます。

「キングダムラッシュ フロンティアーズ (Kingdom Rush Frontiers)」も同様で、指定された場所に何を建てていくかによって、敵を倒しきれるかが決まります。

また、攻略中にレベルを上げていく過程でも、どこから先にレベルを上げればいいかや、レベル4になる段階では2つの種類からさらに選べ、レベル4になると、さらに特徴的な攻撃が可能になるなどもあります。

そうしたものを、どのタイミングでポイントを使って上げていくか、常に考えながらゲームを進めていくことになります。

ポーズ自体はありますが、ゲームの時間を止めて何を建てるかを選択することはできないため、ある程度の操作の手早さや、逆に操作が遅い人は多少なりとも先を読んだ行動をすることになります。

ヒーローユニットは自由に場所を移動できるため、この置き場所も考えて配置。

最後のほうに置いておくのもよいですし、前に出して戦わせて先に戦力を削るのも良し。

ちょこちょこと操作すると煩雑になりますが、特定のポイントを守らせ続けるのであれば、その都度の操作は不要です。

遊び方によって、多少煩雑になったり、逆にどっしりと構えたプレイも可能です。

最後の足掻きの喜怒哀楽

基本は建物を建て終えた後は、ポイントが溜まるまでのんびり状況を見守ることになります。

だが、普通に建物を建てていても、どうにもならないことがあります。

最後の最後、どうにかするための手段として、ヒーローユニットの存在はもちろんのこと、別途、傭兵や隕石落としなどを行って、敵を倒すことができるようになっています。

常に一定の間隔で使用可能になるため、普段から使ってもよいですし、逆に、最後の手段として残しておくのも選択の一つ。

これらの要素を用いて、最後の最後、最終防衛ラインを越えるか越えないかの戦いをすることになります。

その際には、あとわずかで越えられそうという焦りと、それを防いだ時の喜び、越えられた時の悲しみなど、喜怒哀楽が伴います。

単に何もせずに抜かれるのを見るのではなく、最後の悪足掻きが可能な要素もあるため、さまざまな感情が表出されます。

そのあたりの感情を引き出してくる仕組みというのもゲームとして優れている点と言えるでしょう。

初見プレイ時の突然の変化をどう考えるか

タワーディフェンスは、敵がほぼ固定されたルートでやってくるため、最終的には知っているかどうか、というところが重要になります。

当然、初見プレイの際には、敵の動きなどがわからないため、場当たり的な建設をせざるをえません。

この辺りを良しとするかどうかは、人それぞれでしょう。

ゲームによっては、敵の侵攻ルートがわかっていたりするものもありますが、「キングダムラッシュ フロンティアーズ (Kingdom Rush Frontiers)」ではそうはなっていません。

ある程度情報が与えられた中での建設を楽しむことが好きなのか、知らない状態でやってくるものをどうにかするのが楽しいのか、という楽しみ方の問題になってきます。

ただ、1回でもプレイすれば、大まかな敵の動きや傾向がわかるため、初見と2回目以降のプレイでは、また違った遊びになります。

初見で楽しみ、1回で攻略できなかった場合には、2回目以降、傾向と対策をして攻略する、という2種類の楽しみ方ができる、とも言えます。

育成と攻略の兼ね合いの楽しみ

戦場での戦いだけでなく、戦場に出る前の全体マップでも、すべきことがあります。

それは、ヒーローユニットの育成と、建物のアップグレードです。

ヒーローユニットは敵を自らで倒して経験値が溜まるとレベルが最大10まで上がります。そして、レベルが1つ上がるごとにポイントがもらえ、そのポイントをヒーローユニットが持っている複数の特徴に割り当て、強化が可能です。

割り当て方によって、戦いに変化が出て、攻略のしやすさに影響が出ます。

ヒーローユニットは、複数いるため、どのヒーローユニットを使うかも攻略する上で重要になります。

建物は、戦場を攻略した際の状況によってもらえる「星」を用いて強化することができます。

一つの戦場でもらえる星の数は決まっているため、早い段階で極端な育成はできないようになっています。

このため、その段階でどのような強化をするのか、という選択が、一つの楽しみとなります。

どのヒーローユニットを使うか、どの建物を強化するのか、など、育成面でも楽しめます。

いつでもリセットし、ポイントを振りなおすことができるため、戦場毎の対応もできます。

複数存在するヒーローユニットの経験値を稼ぎながら攻略するのもよいですし、特化型の建物のアップグレードを行って攻略するのもよいですし、さまざまな戦い方を選べる魅力があります。

まとまったプレイ時間が必要という問題と、その解決

このゲームは、ゲームの時間の進行速度を変えることができません。

基本的にある程度一定のプレイ時間が必要とされます。

序盤であれば10分もかかりませんが、長いと20分とか30分とかにもなるため、まとまった時間が取れない人の場合は、プレイすることが難しいかもしれません。

ですが、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)であれば、スリープ機能を使えるため、PC版とは異なり、いつでも気軽に始められ、そして途中中断が可能です。

この辺りは家庭用ゲーム機ならではのメリットと言えるでしょう。

もちろん、PCも電源をつけ続ければプレイを維持できますが、現実的ではないため、この辺りはNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)ならではのメリットと言えるでしょう。

見た目はどうか

見た目は、日本人でも受け入れられる描写になっていると思われます。

ややアニメ調であり、海外のような描写が抑えられているため、そこまで違和感なく楽しめるでしょう。

この手のゲームは主に海外のメーカーが作ることが多いですが、その中では日本人向けの描写になっているように感じます。

終わりに

以上が、「キングダムラッシュ フロンティアーズ (Kingdom Rush Frontiers)」の紹介と、評価レビューになります。

ここ数ヶ月で遊んだゲームの中で、一番楽しめているゲームシリーズです。

先に3作目「キングダムラッシュ オリジンズ」を遊んだ後に2作目を遊び。

両方とも初日に10時間遊んだほどです。

余談ですが、この文章は、動画用のために書いたもののため、似たような内容が動画でも上げています。

動画の方がゲームの動きもわかって、より内容がつかめると思います。

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