危険度トップの任天堂の株主総会に行く人は社会性の無い存在、2020年の各ゲームメーカーの株主総会の対応 コーエーテクモ、カプコン、スクウェアエニックスなど

6月になり、3月期決算のゲームメーカーの株主総会が迫ってきました。

ですが、例年と異なり、疫病の問題もあって、各社、さまざまな対応をするようです。

今回は、そうした対応の紹介と、実際に行く人間の問題について取り上げていきます。

各ゲームメーカーの対応

まずは、各社の対応を見ていきます。

取り上げるメーカーは次の通り

  • 任天堂
  • カプコン
  • コーエーテクモ
  • スクウェアエニックス
  • ソニー

ソニーに関しては、前年までの傾向で取り上げます。

対応、といっても、まだ開催されていませんし、自ら確認する術がないため、事前に送付された案内を中心に紹介します。

土産の取りやめ

一部ゲームメーカーでは、来場者に対してお土産を用意していますが、今回は確認したメーカーに関しては、事前にお土産がない旨を案内しています。

該当するのは「任天堂」「コーエーテクモ」「スクウェアエニックス」です。

お土産目当てで例年来場する人が多いため、お土産を無くすことで来場者を減らすことを意図しているのでしょう。

できれば、今後もお土産無しにしてもらえたらと思います。

無駄に人が多く来ても作業が増えるだけでしょうし。

お土産よこせという人が一定数いるのも知っていますが、一部の人のためにやり続ける必要はないのでは、と常々思います。

来場者向け注意喚起

今回、一番注目したいのは来場者向けの注意喚起の文言です。

招集通知と元に同封された書面、もしくは招集通知に記載されていた内容は、次のようになっています。

任天堂

感染リスクを避けるため、本年は株主総会当日のご来場を見合わせ、郵送又はインターネットによる議決権の行使を強くご推奨申し上げます。

カプコン

新型コロナウイルス感染症の拡大にご留意いただき、本年は、健康状態にかかわらず、ご出席を見合わせるなどご無理をなさらないでください。

コーエーテクモ

外出自粛が要請されている状況にも鑑み、感染拡大防止の観点から、本株主総会につきましては、極力、書面又は電磁的方法(インターネット等)により事前の議決権行使をいただき、株主総会当日のご来場をお控えいただくよう強くお願い申し上げます。

スクウェアエニックス

議決権行使については、インターネット又は書面(郵送)による事前行使を強くご推奨申し上げます。

以上のように、来場自体を見合わせてもらうような文言をいくつかのメーカーは入れています。

しかも、任天堂とコーエーテクモは来場に対して「強く」という強めの言い方をしているのも特徴的です。

各ゲームメーカーの追加の対応

来場自体を取りやめるように伝えているだけでなく、いくつかの施策を行っているメーカーもあります。

カプコン・コーエーテクモ

バーチャル株主総会を実施。ネット経由で株主総会の様子を見ることが可能。ただし、会社法上の質問や議決権行使はできない。

ソニー

今回の詳細は分かりませんが、ソニーは以前からネット経由で株主総会の様子を見られるような仕組みがありました。

ある意味、先進的なことを昔からやっている会社です。

各ゲームメーカーの危険度

ここでは例年の状況を考慮し、どのゲームメーカーの株主総会がより危険かを取り上げます。

ここでいう危険とは、来場者が疫病に罹患するというだけでなく、会社としても迷惑度が高い、という意味合いです。

任天堂

今回の例では一番危険。

自社での開催でもあり、移動はエレベーターのみのため。

社員も利用する可能性があるエレベーターのため、会社に損害を与える行為にもなりうる。

カプコン

会場を訪れるにはエレベーターを利用する。

もともとお土産がないメーカーのため、そこまで多くの来場者はいないものの、それでも移動が重なると影響が多少なりとも出る可能性がある。

コーエーテクモ

お土産目当てで行く人も多く、中休みのコーヒーやお菓子目当てで来る人もいるため、そうしたものがない今回は訪れる人数は少ないと思われる。

場所もホテルの地下でエスカレーターのみで移動が可能。

スクウェアエニックス

移動がエスカレーターであり、会場も広いので、お土産が無い今年であれば来場者は少ないと思われる。

そもそも、普段から第2会場など、人が誰も入っていないスペースを確保していたりと無駄の多い株主総会になっている。

いつまで別会場を用意する気なのか。無駄なコストは減らすべきだと常々思う次第。

ネット上で株主総会の情報を出す人はゲームメーカーにとって害悪と判断可能

例年と異なる状況での株主総会の開催。

さてさて、どれくらいの人が訪れ、質問等をするのか。

ネット上のブログやSNS、YouTubeなどで行ったという報告をする人は例年いますが、今年はどれだけの報告が出るのか気になるところです。

もし、今年に行くような人であれば、たぶんそういった人はネット上で注目を集めたいだけで、ゲームメーカーが好きでもなんでもないんだろうな、という感想。

さすがにメーカーが好きな人が、メーカーが今回は強く拒絶しているのに行くとの思えないので。

だが、そうした人は、必ず言い訳をするでしょう。

「知らなかった」と。

そうした言い訳もセットで見ていくと面白いかもしれません。

終わりに

長年、任天堂とスクウェアエニックスの株主総会には欠かさず行っていましたが、さすがに今年は断念。

直前までは行く予定を立てていましたが、先の述べた文面の「強く推奨」を見るとね。

今回の話は、実際に感染するか否かの話ではなく、メーカー側の姿勢に対して株主がどう応じるのか、という問題です。

株主総会に訪れる株主の多くはユーザー株主であったりもするので、ある意味、各ゲームメーカーのユーザーの民度が推し量られるでしょう。

質疑応答の内容をウェブに載せるゲームメーカーもありますが、それこそ、何も質疑応答が無かった、という状態になるのもまた、粋なもの。

例年、任天堂の株主総会に行った際には京都の季節的な和菓子として「水無月」を買って食べていたのですが・・・。

今年も「とらや」の水無月が食べたかった・・・。

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