2021年7月29日にスクウェアエニックスよりPC版(steam)とスマホで発売された「ファイナルファンタジー ピクセルリマスター ( FINAL FANTASY PIXEL REMASTER )」3作品の評価レビューです。
ファミコン版のみプレイ済みで、その後のリメイク等はプレイしていないため、リメイク版との比較などはありません。また、ファミコン版自体も記憶があいまいなため、ファミコン版との比較もありません。
あくまでも「ファイナルファンタジー ピクセルリマスター ( FINAL FANTASY PIXEL REMASTER )」単体での感想/評価レビューです。
プレイ時間は1作目がクリアまで11時間ほどプレイ。2作目、3作目は序盤の2時間、1時間をプレイ。
このため、主に1作目の内容を中心とした評価レビューとなります。
プレイはPC版でのため、スマホの挙動等は不明。
※動画録画用の走り書きのため、一部の言い回し等がおかしくなっていますがご了承ください。
ゲーム内容(便利な機能など)
1作目をプレイし終えた感想としては遊びやすくなっている印象です。
全体マップが気軽に見られるようになっており、特にダンジョン内でも全体を見渡せ、どこに行くかが把握しやすくなっています。
もっとも、宝箱のありかはわかりやすくなっているものの、扉の中や会話できるキャラクターの場所などは把握できないため、ダンジョンの探索要素はそのまま楽しめます。
オートバトルによる戦闘によって気軽に戦うこともでき、事前に入力しておいたコマンドを引き継いで戦い続けるため、アイテムで回復効果や魔法効果があるものを使わせれば、以後はその状態で戦い続けてくれます。
マップ上の通常のセーブの他、中断セーブ、そしてオートセーブもあるため、ついうっかりセーブし忘れても安心です。
ゲーム内容としては基本的なコマンド入力型のRPGです。昨今のゲームと違い、キャラクターが音声でしゃべるわけではないため、テンポよくゲームが進みます。
ゲームのボリュームもファミコン時代のゲームだからか短めで、比較的短時間でクリアまでできるため、ストーリーを手短に堪能できます。
敵との遭遇の割合が高く、その頻度を下げるアイテムなどもなかったため、スムーズに移動ができないのは難点。昔のゲームに言ってもなんですが。
過去にプレイした人が思い出とともに再プレイもよいのですが、まだFFの過去作をプレイしていない人も、これを機にプレイするいいタイトルです。
音楽が大きく変更
音楽は新たに調整されているとのこと。
ファミコン版とは異なり、荘厳になっているため、音楽目的だけで買うのもお薦めです。
のちに紹介するおまけモードでサントラ感覚で聞くことも可能。
音楽にも魅力のあるゲームなだけに、こうした音楽がゲーム中のおまけモードでいつでも堪能可能です。
ゲーム部分をプレイしなくてもゲームのサントラを買う感覚でソフトを手に入れてもよいかもしれません。
リメイクされた際に追加された音楽も使われているようです。
おまけのエクストラ
音楽の場所で紹介したサウンドプレイヤーの他、モンスター図鑑やギャラリーなども用意されています。モンスター図鑑は穴埋めをする感覚で楽しめます。出会ったことのない敵を探してみましょう。steamでは実績達成とも絡んできます。
ギャラリーは昔のイラストを見ることができます。美麗なイラストが多数収録されていすのでぜひ確認してみましょう。
サウンドプレイヤーは連続再生の設定もできるため、一通り一気に聞くことができます。
PCでならウィンドウサイズを小さくして脇に置いておいて流しておくこともできるでしょう。
他機種での追加要素の有無
今までファイナルファンタジーの1作目から3作目は、さまざまな機種でリメイクされて発売されています。
その中で追加された要素は、全部が収録されているわけではありません。
音楽でしたら追加されて流れていました。
その他の要素に関しては、プレイしたことがないため、ここでは割愛します。
オフィシャルサイトでは次のように語られています。
『オリジナルとなるファミコン版、スーパーファミコン版をベースに、それぞれリニューアルしているよ。シナリオはそのままにゲームバランスをいい感じに調整してるんだ。過去の移植で追加された要素は入ってないものもあるけど、今回はギャラリー機能やサウンドプレイヤーとかが充実してるんだって!』(「ファイナルファンタジー ピクセルリマスター」オフィシャルサイトより)
必ずしも全員がファミコン版のみをプレイしているわけではなく、途中のリメイク版が初の体験の人もいると思います。そうした人からすると、無い要素、というものが残念に感じるかもしれません。
個人的な見解ですが、ファミコン版のみプレイしていた身からすると、十分な内容でした。
家庭用ゲーム機版は?
今現在、PCとスマホのみですが、家庭用ゲーム機版も将来的に出るのでしょう。
PCでPS4のコントローラーを用いてプレイしていると、ボタンのマークが「〇×△□」と、PSのアイコンで表示されました。オフィシャルの動画を見ると、Xboxでのボタン表記も見えました。
基本的に、PCでのボタン表記はXboxが基準となっている中、PSのボタン表記が出るということは、PS系ゲーム機でも今後発売の可能性があると思われます。
当然、Nintendo Switchなどでの発売も視野に入れていると思われます。
その際に、例えばパッケージで全種類セットで、なおかつサントラもついてくる、などといったものも発売されるのではないでしょうか。
あと、先に述べた他機種での追加要素も場合によって家庭用版に収録する可能性もゼロではないと思われます。
もちろん、その際はPCやスマホでも同様の内容が遊べるようになると思われます。
追加要素に関しては不明ですが、少なくとも家庭用で発売される可能性は十分あるため、PCやスマホでゲームができない人は、今後の情報待ちです。
裏技?
ここでちょっとした裏技。
基本的に、地図は標準のマップ閲覧方法がありますが、特殊な操作をすることで、より詳しい地図を見ることができます。
特殊操作の地図だと、まだ行ったことのない場所も表示されています。これにより、次の目標地点がわかりやすくなります。
ファミコン版では別の操作で地図を見ることができましたが、今作ではキャンセルボタンとLボタンを同時に押すことで見ることができます。
こちらの地図も活用していきましょう。
問題点
ここではプレイした際に気になった問題点をいくつか述べていきます。PC版での話です。
まず、ボーダレスウィンドウで遊んでゲームを終了し、次にまた立ち上げるとウィンドウ状態になってしまっています。プレイのたびにボーダレスウィンドウにし直すのが面倒ですので、対応を望みます。
続いて、魔法の「わすれる」に関して。使うと忘れるが上下にあるため、魔法を使う際についつい下の魔法一覧で高レベルを選ぶ操作と重複して「わすれる」を選択してしまうことが多々ありました。上下に配置ではなく、左右に配置したほうがよかったのでは、と思いますがどうでしょうか。
細かい部分ではありますが、今後の調整を希望します。特にウィンドウの問題。
逆に、気になったのはこれくらいで、あとは十分堪能できたとも言えます。
FF3で強制終了等が起きやすい、という話もあるようですが、まだ3作目は1時間しかプレイしていないため詳細は不明。個々人の環境によるものなのか、それともPC版特有なのか、それともスマホ版もなのか。このあたりに問題があるのであれば、そうした部分への対応も早くにされることを望みます。
おわりに
長年、ファミコン版をプレイしてみたい、と思っていましたが、今回、ピクセルリマスターという形で発売されて何より。
個人的にはオリジナル信仰のあるのですが、このピクセルリマスター版に関しては十分に納得してゲームを堪能できるものでした。
家庭用版がいつ出るかはわかりませんが、少なくとも、4作目から6作目が出た後か、その周辺に、もう一度ゲーム情報を確認しましょう。早ければ2022年3月までに発売されると思いますので、2021年12月あたりに情報が出るかもしれません。
今回取り上げた内容はYouTube上で動画でも紹介しています。興味があればそちらもご覧ください。
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