Total War WARHAMMER 3 評価レビュー トータルウォー ウォーハンマー3

今回は2022年2月17日にsteamやXbox PCゲームパスなどで発売された「Total War WARHAMMER 3 ( トータルウォー ウォーハンマー3 )」の評価レビューを取り上げます。発売はセガ、開発は
CREATIVE ASSEMBLY。

「Total War」シリーズはさまざまなテーマを元にゲーム化が多数されているシリーズです。日本の戦国時代や中国の三国志の時代をテーマにしたゲームも発売されています。

また、「Total War WARHAMMER」は今作が3作目で、ボードゲームが元となっている「WARHAMMER」の世界観等を元に、「Total War」のゲームに組み込んだ内容になっています。

プレイ時間は50時間、発売日前に先行プレイ用コードを受け取ってのプレイで、最初の20時間は製品版前のバージョンです。

難易度はノーマルで、kislev(キスレフ)で2回プレイしています。

YouTubeの当方が運営するチャンネルでも先行プレイ動画を公開しています。

過去作は「Total War WARHAMMER」シリーズは1作目と2作目を少々。日本語MODを作ってくださっている方がいたため、steamワークショップより日本語MODを用いてプレイ。

他のTotal Warシリーズは英語版のまま戦国時代や三国志、トロイ時代をテーマにしたものをプレイ。

英語の把握が十分でないことも前提の評価レビューを述べていきます。

日本語は無い、過去作遊んでいれば英語でも大丈夫かも?

日本語はオフィシャルでは追加されていません。

ただ、過去作を日本語で遊んでゲーム内容を理解しているのであれば、ある程度までは英語でも遊べると思われます。

記号的な部分は過去作と同じなため、ゲーム的な理解は十分可能です。

あとは今作の特徴的な部分の把握ができるのであれば楽しめるでしょう。

もっとも、ストーリーそのものは英語がわからないと理解できない部分も多いと思われます。

遊べるモードはストーリーのあるキャンペーンだけでなく、戦闘のみのモードも

遊べるモードはストーリーがあるキャンペーンモードが基本となります。

ですが、戦闘部分のみが楽しめるバトルモードもあり、特にTotal Warで定評のある戦闘にスポットを当てて遊べるものが特徴の一つです。

複数の勢力が存在し、勢力ごとに使えるユニットが異なり、見た目なども含めて大きな違いがあります。

ファンタジー要素もあり、魔法等の攻撃も魅力的な描写になっています。

Xbox PCゲームパスで遊べる人は、戦闘モードのみを先に遊び、ゲームの内容を把握してはどうでしょうか。

チュートリアルのプロローグも用意

チュートリアルにあたるものとして、プロローグが用意されています。

キャンペーンに続くストーリーとなっているため、操作方法等を理解しながら本編の内容を把握することができます。

世界観を知るのにも最適です。

選べる勢力には中国系も登場、ロシアなどを思わせるものも

選べる勢力は大きく分けて8種類。ダウンロードコンテンツも含みます。

中国系やロシア系を思わせる勢力もあるため、そのあたりから興味を惹かれる人もいると思われます。

人型以外にもデーモン系やオーガ、そしてファンタジーなどに出てきそうな勢力も多く登場します。

それぞれに導入部分にストーリーもあり、勢力ごとに遊び始める配置が異なったり、特殊なルールなどもあるため、勢力によって遊び方が変わってきます。

勢力数だけ遊べるため、複数の勢力で遊ぶのであればボリューム的にも満足度が高くなるでしょう。

巨大なユニットなど他のTotal Warにない魅力

「Total War」シリーズは歴史を題材にしていることが多いため、基本は人型です。

破城槌や雲梯などの兵器はあるものの、あくまでも人が中心です。

その点、ファンタジー色の強いWarhammerを題材にしているこのシリーズでは、巨大なモンスターが多く登場することもあり、戦闘時の迫力が他のシリーズと比べて大きなものとなっています。

Total Warの戦闘システムが好きな人であれば、この巨大なユニットの魅力を感じ取れるのではないでしょうか。

システムへの理解ができないと攻略が困難になる

勢力ごとに独自のルールが存在するため、その理解ができないと不利になったり、もしくは攻略に詰まったりすることがあります。

また、そもそもの目的であるデーモンの魂を集める、という場面においても、その攻略先でも独自のルールが存在するため、何をしたらよいかなどで迷うこともあります。

当然、英語で説明はあるのですが、英語がわからないとこのあたりで詰まる可能性があります。

過去作を日本語で遊んでいてもある程度は英語のままで遊べるとは思いますが、キャンペーン攻略時は英語の把握に努める必要性は出てきます。

他の勢力も同じ目標があり、先を越されるとゲームオーバーになり、続けて遊ぶこともできなくなります。

なお、私は一度ゲームオーバーになりました。

発売日バージョン前のもののため、難易度は調整された可能性はありますが、いずれにしろ、今作独自の要素部分の把握は必要です。

Rift、裂け目の存在と対応の煩雑さ

ゲーム中、Riftという裂け目が登場します。

この裂け目からデーモンの魂を取りにいくのですが、後半に行くにつれ、大量の拠点を持っていると、多くのRiftが自国の領内に出てきます。

Riftが領内に存在すると悪材料が大量に発生します。

汚染が進み、領内の移動の際に部隊の体力が減る、control、民忠誠度的なものですが、この値が下がって反乱が起きやすくなる、Riftから敵が出てくるなど。

時間制限等が無いのであれば、地道に領土を広げていく、ということもできますが、他の勢力とデーモンの魂を集める競争もしているため、ゆっくりと地道に進めていくこともできず。

この辺りはストレスの要因になりかねません。

世界観等を表すのに必要かもしれませんが、どう感じるか人によって異なる部分と思われます。

できることが多すぎることと簡略化の仕組みの要素

Total Warシリーズは、プレイヤーができることが多い反面、簡略化できる部分が少なく、後半まで同じような操作を繰り返し続ける必要が出てきます。

拠点数が多いため、内政をその都度行ったり、キャラクターのレベルアップ毎にスキルの選択、そして武装関連の装着。

選べるものも多いため、その都度の操作が大変です。

ですが、これらのうち、内政とキャラクターのレベルアップに関してはオートモードも搭載されており、どのような形で進展するかはわからないものの、楽をできる要素が搭載されているのは何より。

とはいえ、しっかりと内政、およびキャラクターの育成をしたいのであれば、自分でやっていく必要があるため、お任せして楽を取るか面倒でもしっかり操作するかを選ぶ必要があります。

おわりに

ゲームクリアの目標の際に訪れる拠点に対する理解がないと、逆に敵に先を越されることもあり、まさかのゲームオーバーを味わいました。

ただ、ゲームオーバーになったプレイは製品版前のバージョンのため、製品版ではそこまでシビアな展開にならないかもしれません。

個人的にも歴史系のTotal Warを中心に遊んでいましたが、巨大ユニットを見て魅力を感じてWarhammerシリーズを遊ぶようになりました。

特に、今作では中国系の勢力もあるなど、三国志が好きな人も引っ掛かる要素があるのではないでしょうか。

また、さらに将来的に、日本系が出てくれば、と思ったりもします。

やはり日本語が無いのは正直厳しいところ。

以上です。

購入等する際の参考になれば幸いです。

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