すでにゲームの体験会も何度も行われているので知っている人もいるでしょうが、今回は「機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON」がガンダムVSシリーズ初のゲーム実況が正式にできるようになった件を取り上げたいと思います。
体験会のタイミングでの話のため、製品版で何か変化があったらまた考えが変わるという点はご了承を。
ソフトの発売は2020年7月30日です。限定版のようなものもあるため、しっかり確認しましょう。
過去に何度も取り上げた問題がようやく一つの解決へ
「平成版まこなこ」で過去に何度か取り上げています。特に2017年に発売された「ガンダムバーサス」や、他のタイトル「機動戦士ガンダム バトルオペレーション2」が動画配信出来ていたという情報を知った2018年など。
たいてい言っていたことは、配信可能にしないともったいない、的な話でした。
いくつか、こうしたらいいんじゃないか、的なこともいいつつ、今に至っています。
そして、それから時が経て、再び家庭用では最新作になる「機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON」が出ることになったわけです。
機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストONで配信可能になった理由は
「機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON」では、特定の対応で配信が可能になっています。
その特定の対応とは、配信時は「強制的に別の音楽に切り替わる」という方法。
PS4の配信機能を使うと、強制的に音楽が一つの楽曲に切り替わり、常にループで流れ続ける、という状態になります。
実際にプレイしているプレイヤーも同様に同じ曲のループになります。
2018年8月に取り上げた時に、次のように述べました。
『ただ、以前から言っているように、アニメ等の音楽を使わないように、使っていい音楽を指定するなどすればいいだけだから。
それか、いっそのこと、プログラム的に動画配信する際には特定の曲しか流れないような仕組みを作ってしまえばいいのだし。
そうした部分も含めてのやる気だよ。』(『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2が動画配信出来ていた件について、機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2の話も』より)
おおむね、このような内容の対応になったように思います。
ガンダム絡みはいろいろとダメになる可能性が多々ありましたが、最終的に拒んでいたのはやはり楽曲絡み、ということなのでしょう。
そこに一手間加えたことによって、ゲームそのままの状態ではないけれども、正式に許可する形で配信できる環境まで持って行ったことは、評価する必要があります。
戦闘時のみ切り替えるとか、もうちょっと細かく設定を、とか、言おうと思えば言えてしまいますが、そこまでして配信可能にする必要があるか、という問題も出てくるため、このあたりが妥協点なのでしょう。
ちなみに、流れる音楽は「機動戦士クロスボーン・ガンダム」のテーマ音楽のようなもの。
これって、初出がスパロボ絡みのオリジナル曲だと思っていたのですが、「SDガンダム GGENERATION」の方が先なんですね。GジェネFが2000年、第2次スパロボαが2003年。
いずれにしても、対戦ゲームであるにもかかわらず、配信が基本的に不可であったことは残念であったし、それが払拭されたのは喜ばしいことであります。
結局、何が問題なのか
結局、何が問題だったのか。
音楽が、というのはもちろんなのですが、ユーザーサイドから見ても、この問題を解決してもらわないことには、余計な飛び火を食らう可能性があったという点もあります。
音楽絡みをユーザー任せにした場合、動画配信サイトで流してはいけない曲を流してしまった際には、ユーザーにも責任が発生します。
その動画サイトでのアカウント停止等もそうですが、それこそ、音楽権利者側がユーザーを訴えようと思えば、いくらでも訴えられるわけです。
自社のタイトルでそうした問題が発生した際に、責任の所在の有無はもちろんですが、それ以上に、トラブルに巻き込まれること自体を避けるためには、配信禁止にせざるを得ないのでしょう。
これは別にガンダム系タイトルだからというわけではなく、他のゲームも該当します。
YouTubeであれば、チャンネルのアカウントが停止されれば、そのユーザーにとって、大きなマイナスになります。
下手したら、ユーザーがメーカーを訴えかねないため、問題が改善されない限りは無理だったのでしょう。
終わりに
と、いうことで、以前取り上げたことの結論が出たので改めて取り上げてみました。
体験会でプレイし、製品版を買おうか、と思っていたものの・・・。
さすがに体力が持たないと思うので、見送ることに。
直前まで買うかどうか迷ってはいたのですが、残念。