ドラクエ10 Ver5 いばらの巫女と滅びの神 サービス初日に開始時間大幅延長の原因や是非 DQ10

ドラゴンクエスト10のVer5が2019年10月24日から開始となりますが、当初開始予定時間の11時30分から17時以降に変更されました。

今回は、その原因や考え方を紹介してきます。

ドラクエ10 Ver5のサービス開始時間大幅延長の原因は?

今回のサービス開始延長の原因は次の通りです。

Nintendo Switch版をダウンロードで購入した際、レジストレーションコードがWiiU版のものが送られてくる

これだけだと、実はなんら問題ありませんでした。

他機種のレジストレーションコードでも全機種で「遊ぶ権利」は得られますので。

一番最初のVer1の時は、それぞれ各機種のものを購入しなければいけませんでしたが、その後はどの機種でも遊ぶことが可能です。

ただ、ソフトの用意はする必要があるため、多くの機種で遊ぶ場合は自分で全機種買うか、ほかの人からインストールだけさせてもらうかの必要はあります。

本来であれば問題なかったことが、なぜ今回、問題となったのか。

それは次の理由からです。

Nintendo Switch版からスタートした場合は、WiiUのレジストレーションコードが一切通らない

ご利用可能な機種で「Nintendo Switch版」がプレイできる状態になっていない場合は、そもそもほかのVer2以降のコードが通らないようです。

このため、WiiUから遊んでいた場合は今回のWiiUのコードが送られてきて問題ありませんでしたが、Nintendo Switchから初めた人は、コード登録できずという症状が発生します。

任天堂とスクウェアエニックス、どちらが問題?

今回、任天堂のオンラインストアにてダウンロード版を購入すると、WiiUのレジストレーションコードが送られてきたそうです。

どういった経緯かはわかりませんが、考えられるのが以下の点。

任天堂が、スクウェアエニックスから受け取ったレジストレーションコードを、Nintendo Switch版ではなくWiiU版をつけるように設定してしまった。

WiiU版のダウンロード販売も任天堂のショップで購入できるのですが、その際に、Nintendo Switch版とWiiU版を2つ任天堂が受け取り、その区別を確認しないまま、Nintendo Switch版でもWiiU版のものを使ってしまったのでは、というお話です。

もう一つの可能性は次の通り。

スクウェアエニックスが任天堂にNintendo Switch版として渡したレジストレーションコードがWiiU版のものだった。

逆パターンですね。

どちらであるかはわかりませんが、さすがに大型アップデートがらみでスクウェアエニックスが間違えることはないだろうと思うのですが、さてさて。

時間延長の対策は正しいのか?

今回、当初予定していたサービス開始時間を大幅延期した対応。

この対応は正しかったのか。

結論から言うと、これしかできることはない、といったところでしょうか。

17時を上限とした延期という点も含めて考えていきましょう。

任天堂のオンラインサービスがメンテに入る

15時から17時まで、任天堂のオンラインサービスがメンテナンスに入るため、その絡みで17時以降となっています。

このメンテ自体は当初から予定されていたものの、最初からログインしておけば、途中でNintendo Switch版プレイヤーが切られることもないため、そこまで大きな問題でもありません。

また、メンテが2時間きっちりやるというわけでもありませんので、その点も影響は軽微です。

ただ、そうしたサービスのメンテのタイミングで、今回のオンライン絡みのトラブル発生は、任天堂としては面倒が増えた、といったところでしょうか。

この時間を目安にサービスをスタートするという考えは理にかないます。

キッズタイムユーザー向けの時間設定

この17時に任天堂のオンラインサービスのメンテ時間は終了しますが、必ずしもこの時間にレジストレーションコード絡みの問題が解決するとは言われていません。

夕方には解決するのでは、という任天堂側の考えがあるものの、それが17時という時間設定ではないと思われます。

このため、本来であればもっと余裕を持たせて18時や19時くらいスタートが適切でした。

ですが、なぜ17時で足切りとしたか。

これはキッズタイムの関係もあるでしょう。

サービス開始の初日にキッズタイムを飛ばしてやるべきか、という考えです。

個人的にはそうした層を無視して18時からスタートにし、しびれを切らしたキッズタイムユーザー(キッズではない)が課金する、という流れにもっていくのも面白いとは思いましたが。

キッズタイムユーザーのことも考え、17時という見切り発車的な時間設定にしたと思われます。

うまくこの時間までレジストレーション問題が解決すればいいのですが、そうでなかった場合は、誰も得しなかった決断として、不平不満が出てきそうですね。

冒険は同じタイミングで

できれば同じタイミングでゲームをスタートさせたい、というメーカーの考えは納得です。

もし、これを否定したい人は、単に早解きをしたいだけのプレイヤーでしかないため、いつのタイミングで開始してもさしたる影響はありません。

耳目を集めたいブログ運営者やストリーマー、お金目的の攻略サイトなどは、人より早く情報を得ておきたい、などはあるでしょうが。

昼からできれば夜の他のユーザーが来る前に情報を載せられますから。

そうしたどうでもいい層よりかは、他のプレイヤーと一緒に遊びたい、という層への対策として、全機種同時スタートを考えるのは必然です。

いつも一緒にプレイしている人が、なぜかプレイできないとなるといろいろと複雑な気分が湧きますから。

それは単にスタートできないユーザーに対してだけでなく、一緒にできなかった他の機種のプレイヤーにも負の感情を与えかねません。

などと、仮にもオンラインゲームで人と遊ぶことを押しているゲームである以上、全員一緒に、という考えは妥当です。

時間までに対応できなかったらどうするのか?

ここで問題となるのは17時までに対応できるかどうか。

誰も確約していない17時という時間の区切りは本当に正しかったのか、という問題とともに、結果が気になるところです。

間に合えば万々歳ですが、間に合わなければ、結局は一緒にプレイできない層が出てくるだけでなく、待たされた人の不平などもプラスされてしまいます。

任天堂側も対応が遅いと思われ、スクウェアエニックス側も本来望んでいた一緒のタイミングでスタートという目的も果たせません。

間に合わないときのことを考えると、怖いものがあります。

別の対応があったのでは?

今回、対応を任天堂側に依頼しているようですが、これ、スクウェアエニックス側で対応すればそこまで大きな問題にならなかったのでは、という気もします。

レジストレーションコードを登録する場所で、他機種のプレイ権限がなくても追加パッケージ登録が可能とすればいいだけですから。

これだと比較的容易に対応できそうな気もしたのですが・・・。

もっとも、バグやセキュリティ等を厳密にチェックしようとすると、そう安易に手を触れるべき場所ではありませんが、スクウェアエニックス側が問題を発生させていたのであれば、このあたりを弄ることで場当たり的に対応はできたような気がします。

まとめ

と、いった感じのことを考えつつ、のんびり17時を待とうと思います。

広告では「終わらないドラクエ」などと表現されますが、「始まらないドラクエ」状態なのはどうなのかと・・・。

まあ、しょうがないんですけどね。

(C)2019 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.(C)SUGIYAMA KOBO(P)SUGIYAMA KOBO

タイトルとURLをコピーしました