ゲーム実況が丸6年経過したこともあり、5年目分を振り返ったライブ配信を行いました。
1年分の動画のサムネイル(動画の表紙のようなもの)を載せて、ああだこうだと語る内容。
だが、それを行ったことで過去6年分の記念配信の動画を消す羽目になりました。
その原因の一つはドラクエ10の配信ルール絡み。
そして、FFなどの配信ルールも絡んできます。
今回はスクウェアエニックス絡みのゲーム実況の配信ルールと、実際にどうしてこうなったのかのお話です。
ライブ配信でサムネイルを表示させたことの問題点
その年の1年分に上げてきた動画をライブ配信でサムネイルを載せつつああだこうだと語る記念配信。
過去数年も行っており、特段何も考えずに今回も行いましたが、1点だけ変更した点があります。
それはドラクエ10の動画、およびサムネイルは使わないという点。
何度も取り上げていますが、直近に変更された動画配信ルールによってゲーム実況絡みに大きな問題が出ています。
特にID表示義務化によって過去の動画が使用不可になったこともあり、今回はドラクエ10絡みはサムネイルも含め、一切取り上げずに1年間を振り返ってみました。
ここまでならば、ちゃんとルールに沿ったなんら問題ない状況ですが・・・。
音楽と動画内の静止画使用の問題
今度はファイナルファンタジー絡みの配信ルールに抵触する恐れが出てきました。
音楽はFF絡みとは別の音楽をバックグランドミュージックとして使用していたのですが、主にFF系の配信ルールに記載された次の内容に抵触する恐れが出てきました。
『「利用対象」を本ソフト以外の他のコンテンツと組み合わせて使用しないでください。』(「ファイナルファンタジー ピクセルリマスター」オフィシャルサイトより)
『動画にファイナルファンタジーXIV以外の楽曲、音声データをのせることは禁止です。但し、ご自身の音声をのせることはできます。』(「ファイナルファンタジー14」オフィシャルサイトより)
他のFFシリーズのルールもほぼ同様です。
このルールにより、他の音楽とFF絡みのサムネイルを載せていることは規約違反になる可能性が出てきます。
これくらいならいいのでは、と思う人が大半でしょうし、スクウェアエニックスの運用上、これで著作権侵害でYouTubeで動画を削除してくるとは思いません。
発売して間もないゲームの配信禁止区間部分のムービー動画ですら消していないような状況ですし。
ドラクエ10が与えた恐怖
だが、ルールにちょっと違反しただけでも動画が削除された人が多数いたのが「ドラクエ10」でした。
直近のルール変更で義務化されたID表示をしていなかったり、IDが配信画面で隠れていたりした人の動画が実際に著作権侵害で削除されています。他への誹謗中傷があったわけでもないにも関わらず。
著作権侵害で削除されると、チャンネルアカウントに傷がつき、最悪、チャンネルがYouTube上から消される恐れもあります。
そうした事例を見ていた身としては、今回の話程度でも過去の動画を削除しなければいけないほどの恐怖として冷や汗をかきながら急いで動画を自らで削除する必要に迫られました。
スクウェアエニックスへの誤解を解く
余談ですが、配信IDが非表示であったためにスクウェアエニックスからドラクエ10のRTAの動画が消され、最終的にその動画を上げていたアカウントそのものが消えた例もありました。
この事例は単にほかの人のRTA動画を無断転載していたため、スクウェアエニックスの削除プラス、他にもRTA動画を無断転載された人による複数の権利侵害申請によってチャンネルが消えただけです。
誤解している人もいるため、念のため取り上げておきます。
6年分の動画を削除
結果として6年分の記念配信動画(7本分)を削除することにしました。
スクウェアエニックス関連部分を全部取り除いて再度上げようとも思いましたし、実際に3年分は作り直したものの、その年を振り返った動画といわれるとそうではないなと判断し、消すことだけで対応。
動画でやっていたらいくらでも対応できた事ではありますが、ライブ配信だとどうしてもミスが出てしまい。今回は認識不足も重なっているのも影響しています。
うーん、という感じです。
ドラクエ10の配信ルールが与えた影響
ドラクエ10の配信者締め付けルールによって、他のスクウェアエニックス絡みにも恐怖感をもって挑まなければいけないのがつらいところです。
今回のような事例で著作権侵害で削除申請するとは思わないものの、同じ会社である事実は変わりなく。
社内の運営がドラクエ10と他のゲームとでは異なった人やチームが行っているのであれば、その心配は薄れますが、そうしたことを知ることもできません。
リスク管理を考えると、ドラクエ10と同じような削除がある可能性を考えて挑まないと、どこかでヘマをすることも容易に想像できます。
人はミスする生き物ですから。
気軽にライブ配信内でスクウェアエニックスのゲーム画像を使って語るということすら厳しいのは残念。
配信ルールを変えてドラクエ10の配信者は増えたの?
意気揚々とドラクエの配信者を応援しますルール制定でドラクエ10だけが無理難題を増やしていった結果、配信者は増えたのでしょうか?
ドラクエ10をYouTubeで検索してみた限り、前から専業でやっているような名前しか見かけないのですが?
ニーアのゲーム実況配信ルールの問題点
話が少し変わりますが、「ニーア」シリーズの配信ルールでは今回取り上げた内容のルールはありません。
ですが、次のルールがネックです。
録画禁止区間に設定されている部分の生配信、動画等の投稿は禁止いたします。
PCユーザーにも録画禁止区間は出るのだろうか・・・。
今年に発売された「NieR Replicant」の録画禁止区間について家庭用ゲーム機での内容をネットで調べたら、新規に追加された要素は配信禁止になっているというのを見かけました。
初めてプレイする人からすれば、それがどこなのかわからないのですが・・・。
PCでプレイして、録画禁止区間がわからず動画を上げ、挙句の果てに著作権侵害となるのは御免蒙りたいものです。
おわりに
ドラクエ10をやっていなければ、削除された事例を知ることもなく、幸せだったんだろうな、と思った次第。
ゲームそのものは悪くないのですが・・・。
5000本以上、動画を上げてきましたが、今回が初の動画削除でした。(ライブ配信の削除は数本あり)