PCエンジンミニ、分かっていたけど残念な内容、予約もスタート

PCエンジンミニの発売日等が発表されました。

2020年の3月19日。

タイトルも英語版含めて50タイトルが発表されています。

以前取り上げた『PCエンジン ミニが一番盛り上がったE3 2019』で懸念していた内容なども絡めて取り上げていきます。

コナミのゲーム市場での政治力の無さが如実に出たラインナップ

以前取り上げた際に、コナミで大丈夫か、という問題を挙げました。

コナミにしっかりとラインナップを集められる政治力があるのかどうか。

蓋を開けてみると、その懸念が的中。

今回発表されたタイトルの多くがコナミ、および傘下のハドソンのソフトが中心で、それ以外のメーカーのタイトルが限定的となっております。

また、当時、PCエンジンでも活躍していたナムコ、現在のバンダイナムコのゲームが一タイトルも無い、という結果に。

それだけでなく、版権的に厳しそうなものも軒並み収録されていません。

版権の面は多少仕方ないにしても、現存するメーカーであるバンダイナムコのタイトルくらいは入れて欲しかったものです。

たぶんですが、コナミはバンダイナムコ側にまったく打診していないんじゃないかと。

今のバンダイナムコならば、言われれば二つ返事で了承しそうですから。

ラインナップ一覧など

ラインアップ一覧です。

日本版と海外版合計で50タイトルが入っていますが、重複タイトルもあるため、そうしたものを除くと数は減ります。

  1. THE 功夫
  2. 邪聖剣ネクロマンサー
  3. ファンタジーゾーン
  4. あっぱれ!ゲートボール
  5. ネクタリス
  6. ダンジョンエクスプローラー
  7. ニュートピア
  8. PC原人
  9. イースⅠ・Ⅱ
  10. スーパーダライアス
  11. スーパースターソルジャー
  12. 大魔界村
  13. オルディネス
  14. ニュートピアⅡ
  15. グラディウス
  16. スーパー桃太郎電鉄Ⅱ
  17. 忍者龍剣伝
  18. スターパロジャー
  19. SNATCHER
  20. グラディウスII -GOFERの野望-
  21. 超兄貴
  22. 悪魔城ドラキュラX 血の輪廻
  23. ボンバーマン’94
  24. ときめきメモリアル
  25. ボンバーマン ぱにっくボンバー
  26. 銀河婦警伝説サファイア
  27. ALIEN CRUSH
  28. VICTORY RUN
  29. BLAZING LAZERS
  30. NEUTOPIA
  31. DUNGEON EXPLORER
  32. R-TYPE
  33. Moto Roader
  34. POWER GOLF
  35. Ys book I&II
  36. NINJA SPIRIT
  37. J.J. & JEFF
  38. SPACE HARRIER
  39. MILITARY MADNESS
  40. CHEW-MAN-FU
  41. PSYCHOSIS
  42. BONK’S REVENGE
  43. PARASOL STARS
  44. CADASH
  45. NEW ADVENTURE ISLAND
  46. AIR ZONK
  47. NEUTOPIA II
  48. SOLDIER BLADE
  49. LORDS OF THUNDER
  50. BOMBERMAN ’93

前回述べていたタイトルが海外版として入っているようですが、それ以外の期待していたタイトルは入っておらず。

日本テレネットやNEC系のタイトルも期待していただけに残念。

人によって評価は異なるでしょうが、個人的にはPCエンジンにはCD-ROM2の印象が強いため、そっち系が少ないのが個人的に盛り上がりに欠けてしまいます。

他のスーパーファミコンやメガドライブと異なる要素として、やはりCD-ROM2の存在は大きかっただけに。

もっとも、そっち系を出そうとすると、多くがアニメ系のイラストのゲームばかりになりそうですが。
日本ファルコム系などは音楽も秀逸だったので、できれば収録してほしかった。

また、イース4もPCエンジン版はオリジナルで作られていたため、これも改めてやりたかった。

いっそのこと、PCエンジンとCD-ROM2と2つのバージョンが出てくれれば、と思った次第。

それでも出しただけ評価すべき?

いろいろと不平を述べておりますが、それでも発売されただけでも評価すべきではないでしょうか。

ファミコンやスーファミは言うまでもありませんが、メガドライブも世界的には売れたハードの中、PCエンジンはそうした後支えが無い状態での発売です。

たぶん、売れたとしても日本くらいなもので、その規模も他のメーカーと比べて小規模にならざるを得ません。

そうした販売数の問題もあるため、他社のようにいろいろなタイトルを掘り起こす余裕がないもの頷けます。

いうまでもありませんが、コナミおよびハドソンはハードメーカーでもないため、任天堂やセガと同列に考えるのも好ましくありません。

できる範囲内でやってくれた、と思うべきでしょうか。

PCエンジンミニ、予約も開始

2019年7月15日0時からamazon.co.jpで予約が開始されています。限定版のようなものもあり、サントラCDが付くそうです。ただし、プライム会員のみ予約可能とのこと。

他社での予約がどうなるかわかりませんが、興味がある人は早めに予約をしておきましょう。

売り切れる心配は少ないと考えていますが、売れないこと前提で生産すると思うので、逆に品切れになると次の入手手段がなくなる可能性があります。

保険はお早めに。

なお、購入の際は「PCエンジンミニ」を選びましょう。他にも数種類ありますが、それらは海外用です。

もちろん、全部揃えるのも自由ですが。

PCエンジン mini
コナミデジタルエンタテインメント(Konami Digital Entertainment)
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